2018年度 公益社団法人前橋青年会議所 理事長意見書

 戦後まもなく前橋青年会議所は「新日本の再建は我々青年の仕事である」という趣意から昭和25 年4 月9 日、全国で3 番目に設立され、「明るい豊かな社会」の実現に邁進し、様々な変革を遂げて67 年が経ちます。今日において交通網、通信網等ライフラインの発達により、欲しいものがすぐに手元に届く満たされたこの時代に生きる我々は、物質的に恵まれているということは言うまでもありません。一方で世の中では、未来に影が差す課題が出始め、精神的に漠然と未来に不安を抱える人々が多くいることも事実です。

 私は「明るい豊かな社会」とは人々が物心両面で満たされている状態であると考えます。我々は地域のリーダーとして、精神的に漠然と未来に不安を抱えている人々を導いていかなければなりません。そのために我々は修練・奉仕・友情の三信条のもと、新たな挑戦をし続け、成長していかなければなりません。しかし、ただ成長するだけでよいのでしょうか。事業や仕事などを成功させるようになることも大事ですが、人を育て導く力を養うことが必要であると考えます。導くために自身のことだけではなく、自己を律し、リーダーとしての意識を高め、育てるためにこれまでに経験したことや身につけたことをアウトプットすることの意識が重要です。この物質的に恵まれた時代だからこそ、人を育て導くことが重要なのです。会社、家族、地域に支えられながら青年会議所運動を行っている以上、人を育て導けるようになるための努力を続けることは責務であると考えます。

 また、現状の前橋青年会議所は未だ会員の半数近くは入会3 年未満である過渡期にあります。前橋青年会議所のさらなる活性化を考えれば、単年度で構築する短期的なものだけではなく、中長期を見据えたビジョンが必要だと考えます。ビジョン達成のためには理想だけではなく実現するための具体性における部分を解決していくことが特に重要です。ビジョンは前に進む力と団結心を生みます。人を育て導けるようになることとビジョン達成の両輪が合わされば、「明るい豊かな社会」の実現により近づけることができると確信しています。

 2018 年度は前橋青年会議所が新たに大きな挑戦をする年です。一人ひとりが明確な役割と当事者意識を持ち、素晴らしい経験と結果を得て、次代につなげていくために、そして、その先にある「明るい豊かな社会」の実現に向け、創始の精神を引き継ぎ、英知と勇気と情熱をもって、共存共栄を図り、意志堅固に努力し続けることをお約束申し上げ、前橋青年会議所第69 代理事長へ立候補にあたっての意見書とさせていただきます。