2019年度 公益社団法人前橋青年会議所 理事長意見書

 前橋青年会議所は昭和25年4月に「新日本の再建は我々青年の仕事である」という一文から始まる設立趣意書のもと、全国で3番目の青年会議所として設立されました。この設立の言葉は、時代背景の価値観に基づくものでありますが、戦後の荒廃した時代において、地域の復興に向けて始めた先輩諸兄の運動により、日本は加速度的に便利な世の中へと変革を遂げてきました。

 急激なライフスタイルの変化は、私たちの心情にも大きな変化をもたらしました。それは、人とひととのつながりです。直接やりとりをしなくても物事を進めることができるようになり、互いが見えにくくなり、日本人の気質である、義理と人情は薄れ、自分の意見だけを一方的に伝え、自分のやりたいことだけをやる、誰かがやってくれると思い込み、誰かが困っていても手を差し伸べられず、人に対して無関心になってしまっているのではないでしょうか。

 私は、青年会議所は「人がひとを見る場」と教えられました。自分がいくらやっていても、周りからやっていることを認めてもらえなければ、ただの自己満足で終わってしまいます。物事を俯瞰的に捉えることで自分本位にならず、他者のことも考えることができる組織だからこそ、他者を思いやり行動ができると先輩諸兄から教えられ育てていただきました。

 違う環境で生まれ育った多種多様な人が集まり、ひとつの組織を成し、納得が行くまで議論をし、互いの気持ちを考え、切磋琢磨をすることで同じ価値観が生まれます。それが相乗効果を生み、新たなものを創造できると考えます。その新たなものが未来に向かい、愛する地域の発展を目指し、明るい豊かな社会を築くために運動に邁進することができるのです。

 最後に、私は青年会議所の歴は浅くとも多くの経験を積ませていただきました。この経験を前橋青年会議所の未来のために不退転の覚悟を持って取組む所存です。青年会議所の3信条でもある、「個人の修練」「社会への奉仕」「世界との友情」、これらを胸に、自らを律し成長することが私たちに与えられた使命とし、責任と誇りを持ち未来に突き進むことができる、そんな組織を創り上げていきたいと考えます。これから先も人とのつながりに感謝をし、妥協なく青年らしい行動を取り、勇気と情熱を持って邁進していくことをお約束し、第70代理事長の立候補における意見書とさせていただきます。