本文へ移動

理事長所信

2022年度基本理念

「近未来社会を⾒据えた希望溢れる前橋の創造」

基本⽅針

1 運動の最大化を目指して全員拡大を
2 変化に強くしなやかな心を持つ人財育成を
3 デジタル化推進の強化で社会課題解決を
4 主体性と創造力溢れる青少年育成を

はじめに

 ニューノーマル時代の到来が⽇本のデジタル化社会を⼤きく加速させました。テレワークが推奨され、オンライン会議が常⽤化されました。ひとがオフィスへ通勤する⾏動常態そのものがデジタル化されました。これは、今まで以上に世界を⾝近に感じ、国際社会の中にある⽇本の⽴ち位置をより⼀層考え、国際化社会を意識する時代が到来したと捉えるべきです。そして、⼈類は今、まさに新たなフェーズに突⼊しようとしています。
 超⾼速で移り変わる時代の中においても、⻘年会議所運動の本質は変わりません。設⽴趣意書に記載がある「新⽇本の再建は我々⻘年の仕事である」という⾔葉を原点とします。先ずは⼤きな社会課題である地域経済の回復と充実を⽬的として、政治を動かし、社会を変⾰する。政動社変の精神性で運動を展開することが最重要です。
 私は2009年12⽉に正式⼊会しました。以来、愚直で地道な活動を通じて、現在の⼈格が形成されました。思い返せば、⼊会当初から暫くは前橋⻘年会議所と真⾯に向き合うことができず、出席率も悪く、役職を受けることを⾯倒臭いと考えて避けるように活動していました。しかし、役職を引き受け、⽇本⻘年会議所に出向して多くの学びと経験を積ませていただいてから、私の意識と⾏動は⼤きく変わりました。この11年間は私の⼈⽣における原体験です。
 ⻘年会議所は、ひとの意識と⾏動を変えることができる「⼈⽣の学び舎」です。改めて、⻘年会議所が⾏うべき運動の本質を再認識したうえで、あらゆる場⾯で最新テクノロジーを活⽤しながら、既存の枠に捉われずに変⾰を巻き起こし、時代の最先端を突っ⾛って参ります。
 本年度は会員数の増加に向け、また、地域社会に前橋⻘年会議所の魅⼒を最⼤限に伝えるため、引き続き、積極的なPR活動を⾏います。そして、新たな試みとして、各委員会に広報幹事を設置しました。委員会のマンパワーの充実と共に、各委員会が⾏う広報活動が前橋⻘年会議所としての魅⼒に感じてもらえるようなPRに努めてまいります。

運動の最⼤化を⽬指して全員拡⼤を

 ⽇本の⻘年会議所は、全国的な会員数の減少や⻘年会議所の消滅など⼤きな課題を抱えています。
 前橋⻘年会議所の会員数においても、2022年が終わると共に多くの会員が卒業します。組織全体の20%以上の会員がいなくなるということは深刻な問題です。
 会員拡⼤ができなければ、会員数が減少し、近い将来において、前橋⻘年会議所は地域社会から消滅する可能性があります。しかし、卒業⽣や退会者と同等数の⼊会者を募ることが本来の⽬的ではありません。私たちが会員拡⼤を⾏う真の⽬的は、まちのことを想う同志を1⼈でも多く募ることで、地域社会の中に⻘年会議所運動を最⼤化させていくことです。そのためには、改めて、メンバーそれぞれが前橋⻘年会議所に在籍しながら活動を続ける理由や、組織としての溢れる魅⼒や潜在的魅⼒を再認識し、誰もが⼼の底から前橋⻘年会議所が好きだと⾔葉に出せるような意識の醸成が必要です。
 昨年1⽉に実施された会員拡⼤例会により、会員意識の醸成に成功し、紹介者による⼊会数は増加傾向にあります。また、退会者数も減少傾向にあります。これは、勧誘する⽴場と⼊会する⽴場で相互間の⼈間関係が上⼿く成⽴し、より良い密接なコミュニケーションができた結果だと考えます。
 本年度も引き続き、⻘年会議所運動の本質を残しながらも、同志を1⼈でも多く増やすために、既存の何をどのように変えることで組織はより魅⼒的になっていくのかを在籍年数が違うそれぞれの⽴場から改めて忌憚なき議論を深め、必要な要素をピックアップして結果として纏めて共有します。そして、全会員の拡⼤の重要性に対する危機感と当事者意識をより⼀層と醸成し、退会者の抑⽌に尽⼒しながら80名体制の実現に向けて精進してまいります。

変化に強くしなやかな⼼を持つ⼈財育成を

 新型コロナウィルスの蔓延によって、ひととの接触機会は減少し、⾏動制限がかかりました。不安定な社会情勢は、⼈々の⽣活様式を急激に変化させ、精神的な不安やストレスを感じるひとたちを増加させました。まちの課題と同様にひとの課題も深刻です。
 その⼀⽅、気持ちが落ち込んでも直ぐに回復し、新しい⽣活様式にも順応し、不安定な社会を前向きに⽣きているひとたちがいます。その違いはなんでしょうか。これから来る激動の時代を乗り越えていくためには、急な変化に適応していく⼒が必要とされています。
 激動の時代の中、逆境や困難な場⾯に直⾯しても、前向きに乗り越えていくために必要な⼒は、⾃分の⽋点も含めて⾃分の価値を認められる⼒、外部環境の変化に左右されない安定した⼒、そして、⾃分がやればできると信じる⼒です。
 本年度は、地域社会に住み暮らすひとたちを対象に、変化に強くしなやかな⼼の育成をテーマとし、⽬まぐるしく変化していく今後の社会情勢を⽣き抜くための精神⼒を持つ⼈財育成を⾏ってまいります。

デジタル化推進強化で社会課題解決を

 ⽇本は少⼦⾼齢化社会に伴う⽣産年齢⼈⼝減少の危機に直⾯しています。こうした中、多様性溢れる⼈々の就労意欲・能⼒が遺憾無く発揮できる社会の実現が求められています。そのためには、働き⽅改⾰の推進が重要です。
 まちの⽣産年齢⼈⼝についても、2010年21.4万⼈から2040年には14.8万⼈と3割減少することが予測されています。これは労働⼒⼈⼝の減少につながり、結果として労働⽣産性が低下します。企業が⾏う多忙な業務を効率的に改善し、労働⽣産性を向上させていくことが必要です。
 私たちのまちでは、⾏政による積極的なデジタル化推進により、効率的な⾏政⼿続きに向けた変⾰が取り組まれています。しかし、実際にまちに存在する多くの企業のデジタル化推進状況の実態についてはまだ把握できていません。労働⽣産性の向上について課題を抱える企業の解決策を策定し、実⾏の推進を強化します。そして、デジタル化推進の強化により、社会課題解決を⽬指し、まちをより⼀層と盛り上げてまいります。
 また、⻑年に渡り検討を繰り返してきた前橋花⽕⼤会への携わり⽅の⽅向性を結論づけます。そして、新たな試みとして、⾏政や地域の各種団体と連動しながら、打ち上げられた花⽕を観て終わる従来の前橋花⽕⼤会から、前橋⻘年会議所のクリエイティブな発想で、地域全体が活気づいていくような斬新な1⽇をデザインします。

主体性と創造⼒溢れる⻘少年育成を

 AIの台頭、⾼度情報化社会の到来、グローバル化の加速などにより、従来からある⻘少年を取り巻く環境は、これから⼤きく変化していくことが予測されます。
 変化していく社会の中で、まちの未来を担う⻘少年に必要とされる⼒があります。それは、⾃分で未来の可能性を切り拓き、まちにとって新しい価値を創造する⼒です。そのためには、「⾃分の意思で判断し、責任を持って⾏動する⼒」と「⾃由な発想で想像し、新たな価値を創り出す⼒」を⾝につけていかなければなりません。
 そして、多様性溢れる社会の中で、⻘少年がそれぞれの個性を最⼤限に発揮していくためには、⼤⼈から指⽰されたことだけを考えて、忠実に実践していくことだけがすべてではありません。⾃発的に考えたことを探求し、仲間と共に相互理解し、まちの未来や⾃分の未来を夢として語り合うことです。
 本年度は、まちの未来を担う⻘少年の未来を考えた事業を実⾏することで、前橋⻘年会議所が考えるまちの未来像を描きます。

おわりに

 私たちは⻘年会議所運動において様々な課題に直⾯しながら苦悩します。怠慢でなく、真⾯⽬に活動する中で、失敗してしまうことはあります。しかし、それが悪いことではありません。重要なことはその後の⾏動です。成功を⽬指し、諦めずに何度でも粘り強く挑戦しましょう。
 JCIには4つの機会があります。「ビジネスの機会、国際の機会、個⼈の機会、地域の機会」です。これは、運動に参加することで誰もが平等に得ることができる権利です。満遍なく積極的に機会の提供を利活⽤していただきたいと考えます。
 また、渉外事業に関しても同じ⾒解です。⻘年会議所は、前橋だけではありません。JCI、⽇本、地区、ブロックについて、それぞれ参加することで性質の違いを知り、前橋だけでは得ることができない貴重で有意義な体験ができます。本年度は、前橋⻘年会議所から群⾺ブロック協議会に会⻑を輩出する年となり、群⾺ブロック協議会の他LOMから背中を⾒られる⽴場にあります。全メンバーが⼀丸となって気概を持ち、例年以上に渉外事業へのコミットメントを図り、参加推進を強化しながら⽀援してまいります。そこから、それぞれ培った経験を前橋⻘年会議所に還元し、活動基盤をより良くアップデートしましょう。
 最後に、私を今まで育ててくれた前橋⻘年会議所と地域社会のより良い発展に向けて尽⼒していくことをお約束し、理事⻑所信に代えさせていただきます。
TOPへ戻る